八木陽典
八木陽典
Akinori Yagi

パチンコ事業部 営業課長 徳山大学出身

マネージメントとは「ヒト、モノ、カネ、情報」を操って最高のパフォーマンスを出していくこと。アミューズメント事業部で史上最速でストアマネージャーとなった彼はどのような経験を積んできたのでしょうか?

自身で乗り越えてきた「壁」

現在パチンコ事業部営業課長という役職に就いている八木。彼は大学時代にアルバイトとしてオーパスに勤務しており、それがきっかけで平成元年に入社した。入社してすぐに八木は頭角を現し始めた。店舗配属となった八木は誰よりも早いスピードでスキルを習得。社内でも特別な目で見られる立場に立つことも多くなった。

そんな彼もひとつの大きな壁にぶつかった。当時オーパスには現場社員の意見を吸い上げる仕組みがなく、いつも先輩社員やSM(ストアマネジャー)にアイディアをつぶされてしまうのだった。お客様のことを想い提案した企画、アイディア。「ひとつひとつ実現していったら絶対にお客様に喜んでいただけるのに・・・。」八木はそう思う度、胸をやかれた。悔しかった。 しかし八木はあきらめなかった。「それならば自分がSMになればいい!!」 八木は他の誰よりも努力をし、当時オーパス史上で最も早い入社5年目でSMとなった。

「人」の面白さを知る。

彼の功績は目覚しく、店長になってから現在もオーパスの収益の多くの部分を担っている。自分のしたいこと、頭に描いたこと。 そのすべてを凄いスピードで実現してきた彼に数字がついてきたのは当たり前のことだったかもしれない。仕事も絶好調。結婚もし、子供にも恵まれ順風満帆だった。しかし、ここでまた彼に新たな課題が降りかかってきた。「人」の問題である。
部下になった人間が立て続けに八木の元を離れていくのだ。彼はいつだって真剣だった。人を育成する際にもつい言葉が厳しくなる。 小さいことも見逃さず注意を繰り返し、凡ミスを許さなかった。会社を思う気持ち、つまり焦りが八木の求心力を下げていたのだ。八木は大いに悩んだ。
八木陽典

この問題を解決したのは常々八木の世話をしていた林常務の指導だった。「人の気持ちは水物。相手の立場にたって言動しないと人はついてこない。」八木は「はっ!」とし、身につまされる思いだった。

彼は変った。今ではメンバーと一体感を持って目標に向かうことを何よりも大切にする。「ゴールを共有し、今自分たちが取り組まなければいけない課題がなにか?」が明確になればこれまで以上に結果がついてくることを知ったからだ。 そして「考えが変り、行動が変り、結果が変った」ように、自分の指導により人が変っていく姿を見るのが喜びになった。彼は週1度定例で開催される店舗ミーティングに非常に力を注いでいる。 人のおもしろさに芽生えた八木が、オーパスに更に明るい未来をもたらしてくれることは間違いないだろう。